婦人科医による生理の仕組みの話

女性にとって生理は、毎月悩まされる現象です。
生理が起こる仕組みは、子宮内膜を子宮からはがしてきれいにする現象のことで、毎月妊娠を受け入れるために、最高の状態の赤ちゃんのベッドを用意しています。
もし受精した場合には受精卵は子宮内膜に着床しますが、妊娠をしなかった場合には、子宮内膜がはがれて外に排出されます。これが生理です。
生理が終わるとまたベッド作りの準備に入るということを毎月繰り返しています。
つまり女性の体の仕組みは、初めての生理を迎えてから、一日も休まず妊娠の準備をしているということになります。
子供を作るため、赤ちゃんのベッドをよりよいものにするためだと思えば、毎月の生理も苦痛だけには感じないかもしれませんね。
とはいっても生理痛はつらいものです。
我慢できない生理痛に、鎮痛剤を飲む人も少なくないと思いますが、なかなか効かずつらい日々を送っている人も多くいます。
鎮痛剤は痛みをとるための対症療法です。大事なことは最適なタイミングでなるべく少なく使用することです。
そのタイミングとは、痛みがでる前に使用するのが理想的です。上手に鎮痛剤を使用しながら、生活習慣を見直し根本的に改善していくことも大切です。
鎮痛剤を飲んでも痛みが続いたり、気分が優れない場合は婦人科を受診することをおすすめします。
婦人科の専門のドクターに心配な症状を相談でき、治療を行うことができます。初めて婦人科を受診する場合、どんな診察をするのか心配に思うかもしれませんが、あらかじめ診察内容を知っておくと抵抗が少なくなり、受診しやすくなるのではないでしょうか。
子宮内膜症や子宮筋腫などで痛みがある場合もあるので、その場合には適切な治療を行いますが、原因となる病気がない場合には、低用量ピルなどを使用するのが一般的です。
痛みの仕組みや診療方法を知ってから受診してみてはいかがでしょうか。

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